以下のコメントを非表示にします。宜しいですか? ※一度非表示にした場合、元に戻せません。 コメントを非表示にした操作の一切の責任はサイト運営者が負うことはなく、非表示操作をしたユーザの責任となります。 5:(no_name) ID:#34163989b2 2017-12-06 22:40:38 ーGoogleではそのような会話が上司と部下の間で行われている、と。 はい。Googleでは、上司は「部下からも」評価されることになっていて、その評価の中には「部下が本音を話せる間柄か」のような項目も含まれています。 その代わり、Googleではそれぞれの社員に求められるゴールのハードルが他の会社に比べてとにかく高い。部下にかかるプレッシャーは大きいし、上司は部下を支援しなければいけない。 ゴールを達成するためなら、部下が「この会議、時間の無駄じゃないですか」と上司に言うことだって当然ありえますし、結果さえ出していれば、働き方は問われません。 そうやって上司と部下がゴールやミッションの達成にともに取り組んだり、そのために率直なやりとりができるというのは、信頼関係が築かれているからこそ、なのです。 ーすると、ときには長時間労働になってしまうこともあるのですよね? なくはないです。だけどそれは「長時間労働」とはニュアンスが違って、スポーツに例えるなら「スプリントをしている」と言われます。 日本語では「短距離走」ですが、「今だけ、必要だから、長時間働いている」、と。長時間労働とのニュアンスの違い、伝わりますかね。だからまわりも、「あの人は今、夢中になって仕事をしているから、夜遅くまで働いたり、メールを返してくれなくても邪魔しないでおこう」、と。 その代わり、上司はしっかり部下のことを見ていて、部下のブレーキをかけてあげたり、健康管理してあげたりすることも仕事に含まれているんです。「先週は毎日夜遅くまで頑張っていたんだから、今週はどこかで休みを取るように」、と。 その休みだって、「有給は使わずに、代休扱いでいいから」と。そういう権限も上司に与えられているんです。 前提として、Googleには「Put your oxygen mask first.」という考え方があるんですよ。飛行機の機内で、子どもに酸素マスクを与える前に、親が自分の酸素マスクをつけようと。 つまり、「仕事でインパクトをもたらすためには、チームメンバーのパフォーマンスを最大化しなくてはならない。そのためにも、まずは自分が健康で、自分のことに責任を負える状態でいなくてはいけない」ということ。 「仕事ができる人にどんどん仕事が集まって、その人も期待に応えたいから気づいたら長時間労働になってつぶれてしまう」ような、よくある日本企業とは違いますよね。 つまり、「長時間労働」だろうが「ワーカホリック」だろうが、どちらでもいいんですよ。「自分が何を世界にもたらしたくて、その代わりに何を得たいのか」が明確で、ゴールやミッションに共感して助けてくれるチーム、上司がいれば。 Googleだって、プロダクトも人事制度も「Fail fast, fail forward(まずは失敗して、失敗して前に進もう)」という思いで、常に改善してここまで成長してきたんです。 「日本人は、日本の会社は、Googleのようには変われない」というのは、ただの「思い込み」です。 |